結果の出力方法

 ここではJScriptで主な結果出力方法について紹介します。
処理後の結果や、エラーなどの出力の方法はメッセージボックスで表示したり、テキストファイルへの書き込みが主です。
他にもあるんですが、ここではその2つを紹介します。

 メッセージボックスを表示するには以下の関数を呼び出すことで実現できます。
関数名
 WScript.Echo( [arg1], [arg2], [arg3], […] )

関数説明
  メッセージボックスを表示する。
 引数ごとに半角スペースで区切られてメッセージボックスに値が出力される。
 引数をすべて省略した場合は、メッセージボックスのみ表示されます。

引数
 arg1・・・出力するオブジェクト1(省略可)
 arg2・・・出力するオブジェクト2(省略可)
 arg3・・・出力するオブジェクト3(省略可)

戻り値
 なし

[サンプルコード]
//  
//  結果の出力方法
//  
//   メッセージボックスを表示する。
//  

WScript.Echo( "Hello World" );


[実行結果]
 メッセージボックスに「Hello World」と表示される。

 テキストファイル出力結果書き込むには以下のサンプルコードで実現できます。
今回は使用している関数の説明は無しとします。
詳しく知りたい場合は、テキストファイル操作を参照してください。

[サンプルコード]
//  
//  結果の出力方法
//  
//   テキストファイルに書き込む。
//  

//  ファイル関連の操作を提供するオブジェクトを取得
var fs = new ActiveXObject( "Scripting.FileSystemObject" );

//  ファイルを開く
var file = fs.OpenTextFile( "C:/result.txt", 2, true );

file.WriteLine( "正常終了" );
file.WriteLine( "処理件数は100件" );

//  ファイルを閉じる
file.Close();

//  オブジェクトを解放
fs = null;

WScript.Echo( "終了" );


[実行結果]
 「C:」ドライブの直下の階層に「result.txt」の名前のファイルが作成され、
1行目に「正常終了」、2行目に「処理件数は100件」が書き込まれています。

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